工事ポリシー

雨漏り修理時の工事に対する当社の基本的な考え方です。当社は他の室内リフォームも行っていますが、工事に対する基本は同じです。

1 最初に雨漏り原因を特定することが最も重要です

雨漏り修理の場合、どんな工事をしようとも雨漏りが止まらなければ、修理(リフォーム)の意味がありません。

雨漏り修理はまず雨漏りの原因を特定して、それから工事方法を考えるということになります。

天井や壁に雨漏りした場合、業者に「まず塗装しましょう」「屋根の葺き替えですね」など高額のリフォームを提案された。予算に余裕があればいいが、部分的に直すことはできないの? 

と、お客様に言われることが多いです。

屋根から雨漏りの場合は、屋根を葺き替えれば直ります。ただ屋根を単純に塗装しただけで直るとは思えません。これは塗装専門業者に多いようです。

また全面リフォームだと高額の予算になってしまいます。屋根からの雨漏りも様々な原因がありますので、まず雨漏り原因を特定することが最も重要です。

2 お客様から雨漏りの現状を聞き、現場調査します

お客様のご希望日にお伺いします。(土日、休日も可能)雨漏りの現状を見せていただき、雨漏り原因を特定します。

原因特定には、どんな状態の時に雨漏りするのか(雨が降ればいつも、強い雨の時だけ、強風の時、特定の方向から風雨の強いとき、集中豪雨のときのみ・・・)など、状況を詳しく話していただくと助かります。

また天井などシミになっている場合は必ず手で触って湿っているか確かめてください。

以前雨漏りしたシミなどは湿気が高くなると濃く見えるので、見た目だけでシミが濃くなっていても、実際はその部分に雨漏りしていない場合もありますので注意が必要です。

必要なら、職人と共に再度お伺いし、屋根などに上がり、原因だと考えられる部分を特定しています。まずこの作業でだいたい原因はわかります。必要なら原因付近に散水して確かめる場合もあります。

サーモグラフィを使った調査や発光液を使った調査などもありますが、多額の費用がかかり(10万円以上)当社では採用しておりません。

3 部分修理か全面リフォームかを決定します

お客様の希望として一番多いのが、部分修理です。もちろん古くなったので、新しいものに全面リフォームを希望される方もいらっしゃいます。

雨漏りの原因がわかれば、「部分修理が可能」 「部分修理すれば一度は止まるが、また経年変化で雨漏りするリスクがある」 「全面リフォームの方が良い」 など結論が出ます。

何故この結論が出たのかは、現場写真などを見ていただきながら、「雨漏り原因」「修理方法」「工事費用」などを詳しく説明いたします。

屋根の場合は上記のように部分修理~全面リフォームまで考えられる場合が多いですが、他の部分、壁、トヨ・・など部分修理で直ることも多いです。お客様の予算やライフスタイルもお伺いしたうえで決定します。

3-1 部分修理の利点と欠点

部分修理の利点・・全面リフォームにくらべ、修理価格が安価になります。これが一番です。

親が住んでいたのだか、今は施設に入っていて、たまにしか帰ってこない。全面リフォームするほど予算をかけたくない。という希望が最近は非常に多いです。お客様の予算や、ライフスタイルも遠慮なく言っていただけると、部分修理の方法も変わってくることがあります。

部分修理の欠点・・現場状況により、部分修理はできるが、根本的な解決になる場合と、ならない場合があります。(5~6年位でまた漏る可能性もある:それだけ持てば良いという方もおられます)

特にシール(コーキング)処理で直す場合や、シールを多用しなければならない修理個所は、シールの耐久性を考えると5~7年位で再点検が必要になります。

また改修面積が少ない場合は、コストや改修効果を考えて、その部分の全面リフォームをおすすめする場合もあります。

修理方法や現場状況から、あとでまた漏りやすい場合は、漏りやすい理由、その対処法などを、お客様に必ずお知らせします。(写真付きで説明します)

3-2 全面リフォームの利点と欠点

全面リフォームの利点・・雨漏り原因が特定されていれば、屋根改修、塗装、トヨ交換など雨漏りは解消されます。見た目も綺麗になり満足度も増します。

(注意点)

  • 屋根は塗装だけでは雨漏りは直りませんので注意が必要です。
  • また屋根勾配があまりない家は、ガリバリューム鋼板屋根(金属屋根)やコロニアル屋根を葺いてはいけない場合があります。勾配が設置基準以下だと、リフォームしてすぐ雨漏りが起こります。
  • 屋根リフォーム営業の会社は、勾配に関係なく設置する場合もあるようですので注意が必要です。

平屋根に近い勾配の場合は、板金でリフォーム可能です。板金といっても、昔のトタンではなく、ガリバリューム鋼板で葺きますので耐久性も安心です。

全面リフォームの欠点・・価格が高くなります。ただ屋根面積など修理部分が少ない場合は、その個所を全部フォームしたほうが良い場合が多いです。

私の場合は、部分修理と全面リフォームの2種類の見積もりを出すことも多いです。

 

4 工事工法と職人を決定します

雨漏り原因が分かれば、修理個所もわかり、工事工法もわかります。それにあわせて、最適な職人さんを選びます。

現実に雨漏りしている場合は、早く直さなくてはなりません。そのため、工法と職人選び、職人の人数など、価格とのバランスも考慮します。

雨漏りしている場合、すぐ直したいのは山々ですが、下地が湿っていると、接着剤や、防水材、シールなどが密着しませんので、天候が悪いと、なかなか工事に入ることができません。

前日は雨で、翌日晴れたからと言っても、下地が完全に乾いていないと、後から剥がれたり、膨らみが出たりします。また腕のいい職人は順番待ちなので、悪天候が続くとかなり工事がずれ込むことが多いです。

余裕を持って工事が出来るよう、早め早めの工事依頼が必要です。

4-1 工事工法の決定

シールや、一部板金処理など職人一人で簡単に直る場合もあります。

屋根リフォームの場合は、コロニアル屋根、瓦屋根、ガリバリューム鋼板屋根(金属屋根)などがあり、瓦屋根を除くと、コロニアルや金属屋根には、上からガリバリューム鋼板屋根をかぶせるカバー工法が一般的になりました。

またベランダや、屋上などの平らな部分は、ウレタン防水、シート防水、FRP防水などがあり、リフォームする場合は現状の防水層の種類により、何が最適かを見分けることになります。

また、予算や、工期なども考えて、見積もりを提案することにしています。それぞれの工法の利点、欠点も説明し、最終的に工法を決定しています。

4-2 職人の決定

職人の決定は重要です。工事の出来具合を左右します。

職人さんにも得意分野があり、屋根工事でも、瓦専門、コロニアルと金属屋根はできる・・とか。また防水などもFRP防水は出来るけどシート防水はやらない・・・など。

一人親方もいれば少人数の会社もあります。雨漏りは出来れば短時間で直したいので、予算と工期を考え業者を選定します。

当社の職人選びは

  • 技術力があり、工法変更などに柔軟に対応できること
  • 少人数の会社の場合は親方(現場リーダー)の現場管理が出来ていること
  • お客様に対して、普通に受け答えできる礼儀があること
  • 当社管理の雨漏り修理工事では、工法、材料などさまざまな変更をしなくてはいけない場合も出てきます。これらのことにスムーズに対応するには、管理者の田中と職人さんの相性も非常に重要なので、なるべく、気の合う方と仕事をしたいと思っています。

 

5 工事管理者の現場立ち合いが重要です

実際の工事で、雨漏り部を解体して修理する場合、「予測していたより、下地が傷んでいる」「考えてた工法より違う工法がよさそうだ」「材料も少し足りない、違う材料の方がよさそうだ」など・・

いろいろ問題点が出てきます。まったく問題点がなくスムーズに修理が行えるのはごくわずかです。

当初予測と違った場合、工事管理者と、職人の話し合いが重要になります。それぞれ知恵を出し合い解決策を考えます。アイデアは良くても、現場では行えない作業もありますので、最適な方法を時間をかけて考えます。

この時、職人しかいない場合、職人判断になるわけですが、後でトラブルになると大変です。管理者がいて、お客様の考え、工事、予算を考えて決定した場合は、職人も安心して工事ができ、作業がうまく流れます。

5-1 部分修理は職人任せではうまくいかないことが多い

部分修理の場合、修理個所を開けて実際の雨漏りを見てから、修理の方法が決まる場合も多いです

  • 経年変化による雨漏りの場合・・・少し工夫が必要ですが、従来通りの施工方法で直ることが多いです。
  • 施工不具合による雨漏りの場合・・・この場合には通常の工法以外を考えなければなりません。この時に職人任せだと、いつもやっている従来通りの工法で修理してしまうことが多いようです。(その方が工事が楽だからです)
  • 面倒でも現場で、雨漏りしない方法を考えなければなりません。工事管理者と職人の知恵が試される場面です。知恵を出し合い、柔軟に対応してくれる職人さんがいかに大切かということです。

5-2 全面リフォームの場合、最初の打ち合わせが大事。流れ作業は職人に任せてコストを削減

屋根や屋上の平屋根など面積がある程度大きく、細部に問題点がない場合は、最初の打ち合わせを綿密に行い、工程の流れ作業は、信頼する親方にまかせて、当社の管理費を削減し、少しでもコストを下げるよう努力しています。要所要所で点検などを行うことはもちろんです。

6 保障について

全面リフォームの場合、保証期間は5年です。部分修理の保証はありませんが、工事から1年間は様子を見ていただき、また漏るようだと、その都度対処しています。

今までの当社の実績として、全面リフォームのクレームはありません。また部分修理もほとんど問題はありません。

なぜなら、一時的にしか直らない修理の場合は、理由もはっきりお客様にお伝えして工事に入るからです。

ただ屋根工事で、経年変化や塗装がらみでかなり傷んでいる屋根の場合、棟などの修理をしても2~3年位でまた漏ることが2件ありました。なので現在は、そのような状態になる屋根は見てわかりますので、全面リフォームをおすすめしています。

7 コストの削減

中間マージンがありません。当社から直接職人に工事を発注依頼します。工事は当社と職人が責任を持って行います。

8 最初から適正価格のお見積りを提出します

当社の見積りは、工事方法、工事範囲か決定している場合は、最初から適正価格を提示いたします。(材料の追加、人件費の追加が発生しない限り)

修理箇所をあけてみて、追加工事が必要な場合は、「追加工事が必要な理由」「必要な材料と人件費」をご説明いたします。お客様の了承を得てから追加工事を実施します。

お客様のご予算の都合もあると思います。見積り時に、希望金額などお伝えいただければ、その方向で検討いたします。遠慮なくおっしゃってください。

お見積りから単純に10万円値引きします・・・などということはできません。

予算が足りない場合は、材料や工法の見直し、人件費や経費の見直しなど、できる限り要望に答えられるように努力しています。職人さんに協力をお願いする場合もあります。当社が適正工事と認める水準に達することができない金額ではお受けいたしておりません。ご了承ください。

お見積り金額などで納得いかない場合は、遠慮なくおことわりください。しつこい営業はいたしません。ご安心ください。

9 工事の疑問点などフリーダイヤル 0120-177-121 をご利用ください

  • 雨漏り原因のみの調査も承ります。
  • 他社の見積りで疑問点などの質問も承ります。
  • 修理したいがどうすれば良いのかわからない・・ お電話ください
  • 当社は埼玉県川越市にあります。場所の関係で当社を利用できない方も、お気軽にお電話ください。田中がお答えいたします。

 

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