脱気塔・改修ドレンについて
脱気塔(筒)
広いベランダや屋上などでは脱気塔(筒)が良く使用されます。
この図の右側の脱気塔(筒)をご覧ください。平場に入ってしまっている水分などを外部に放出するためのものです。
戸建などの狭いベランダでは、つまずく恐れが高いので、平たい脱気盤を使用します。
ただ通常は戸建ベランダでは脱気塔は使用しません。よほど水分が抜けにくい状態の時にのみ使用することがあります。
改修ドレン
屋上などではドレン(排水口)に鋳物製が用いられています。
施工当初は良いのでしょうが、時間が経つと鋳物と接している、コンクリートや防水材との接触面が分離して、隙間が開いてしまうことが多いようです。
また錆から穴が開いたり、一番多いのが排水の塩ビ管との差し込み部から雨漏りすることです。
その為、改修する場合は排水口と排水パイプ一体型を採用し雨漏り防止を防ぎます。
鋳物製の排水口はだいたいこういう感じで傷んでいます
上の写真も、この後FRPで全てを防水しました。
排水ドレンは作業も含めて1個 1.2~1.5万円 位ですので、ドレンが傷んでいる場合は使用されることをおすすめします