FRP緩衝工法(ベランダ施工例)
- FRP緩衝工法は少しくらい水が入っていても施工できるので、工事期間も短縮できます
- 既存の防水層がウレタンやシートでも工事が可能です(一部例外あり)
- 工事後の防水層のトラブルがないので、ベランダや屋上などの平屋根にも最適です
- 当社では平面部の防水工事はほとんどFRPになっています。既存防水層に水が入っていない場合は緩衝工法でなくてもかまいません。通常のFRPを施工すれば良いのです。(通常の工法は緩衝シートの工程を省きます)
<工事内容>
現状:ベランダ下に雨漏り
工事内容:2013年 埼玉県入間郡三芳町 すでに雨漏りしている。下地もあまり乾いていないので緩衝工法で実施
<予算>
戸建のベランダは8~10㎡位が多い。緩衝工法は¥10,000~12,000/㎡なのでFRP工事のみでは十万円(税抜き)前後。
これに床を直す工事、脱気塔を設置(しない場合もある)、職人経費、当社管理費などがかかります。一般的には15~20万円位で済むことが多いです。
(通常のFRPは¥7,500~10,000/㎡)工事単価は下地の状態により変わりますので、現場を調査してお見積りになります。
<現状のベランダ・・雨漏りで水が階下に侵入>
左にある排水口の所は10㎝ほどの幅で浅いドブになっています。壁の方に膨れた「しわ」がありますが、これはシートが浮いている状態です。ドブはさわるとフワフワしているので下地は腐っています。
<壁側の雨漏り原因ヶ所>
壁側はシートのしわもあり、アリの通り道のような跡があります(中央右の黒い線)この上の壁(ALC壁)に穴がありここに入ってると考えられます。また壁の上からの水も穴形状から考えて、この穴からシートの下に水が入っていると考えられます。この穴はシールでふさぎます。
<下地の様子を見ます>
シートの下に水が入っているかを調べるためにシートを切ります。水が入った跡を確認しました。ただ床が腐っているのではないので、壁に強く雨が吹き付けたときなどにのみ雨漏りしている様子です。ただしドブの部分は完全に腐っています。
<腐っている部分を修理>
壁際、ドブ部分の腐っている部分の下地板を取替ます
各部シール処理。そのあとプライマ塗布。乾いてから緩衝シートを貼るために接着剤を塗布します
<緩衝シートを貼り、脱気塔を設置します>
緩衝シートを貼ります(白く見えます)。
次に脱気塔を設置(写真左の丸い形のもの。屋上などでは脱気塔は20㎝ほどの高さの塔だがベランダでは脚に引っかかる為、平たい形状のものを使用:ダモ脱気盤 軽歩行用)しました
緩衝シートを貼らなければ通常のFRP防水となります
屋上用の脱気塔は別項目の写真をご覧ください
<ガラスマットを敷きます>
ガラスマットを敷きます。このマットにFRPをしみこませて防水層を造ります。
<FRPを施工します>
ガラスマットにFRPをしみこませせます。FRP施工時は気泡が残らないように注意深くFRPを塗布します
<トップコートを塗布します>
FRPが乾いたらFRPを紫外線から保護するトップコートを塗布します。
トップコートは5~7年位に一度傷んだら塗り替えると、防水層が紫外線で傷むのを防ぐことができます
お問い合わせは 0120-177-121 田中までお電話ください