通気緩衝工法とは
雨漏り修理をしていて、一番の問題点は、すでに下地に雨が入り込んで水分が抜けきっていない状態です。
水分が抜けきっていない状態で、FRPやウレタン、シートなど防水層を施工した場合、施工後フクレなどが起こりやすくなります。
特に夏になると目立ちやすく、フクレから亀裂や穴が開いて雨漏りする場合が出てきます。膨れた部分をカットして部分補修もできますが、できれば補修はしたくないものです。
下地に雨が入り込んで水分が抜けきっていない状態の場合は通気緩衝工法をおすすめします。
通気緩衝工法の特徴
- 安全性・・・既存の防水層を除去することなく施工が可能なため、工事期間の短縮化と工事期間中の漏水事故の原因を引き起こすことがありません
- 強靭性・・・緩衝シートを施工することで下地クラックや水分の影響を受けることなく、実施工実績の高い強靭なFRP防水で浸水をシャットアウトします
- 長寿命性・・・躯体下地の影響を一切受けないため、長期間の防水性を確保することができます
<今までの工法の欠点を克服>
- 今までは水分の逃げ場がなく躯体から防水層をはがしてしまっていました。これがやがて、割れやフクレの元凶となるのが今までの工法でした
- 緩衝シートにより塗膜の割れやフクレを防ぐことができます
- 脱気塔を設置することで、フクレの原因となる水分を外部に放出できます
- 旧防水層を除去せずに施工できるため、除去作業を省くことができコスト的に有利になります